毎日の家事や暮らしの中で、
「洗濯物を別の部屋まで運ぶ」
「忘れ物を取りに戻る」
「子どもが何度も行ったり来たりする」
そんな「ちょっとした移動」が、意外と多いと感じることはありませんか?
一つひとつは小さな動作でも、毎日のことになると負担になります。
そこで我が家では、間取りや収納を考えるときに、「家事動線」と「生活動線」を意識して、できるだけ家族の移動を減らす工夫をしてみました。

我が家は3階建てということもあり、特に階段の上り下りなどの「移動時間」を減らすことが大きなポイントに。
この記事では、3階建ての我が家が実際に取り入れた、家事動線と生活動線をラクにする間取り・収納の工夫をご紹介します。
- 3階建ての家で、家事動線や生活動線をどう考えればいい?
- ファミリークローゼットは洗濯機や玄関の近くに作ると便利?
- 衣類や子どもの学校用品を何階に収納すると、階段の上り下りを減らせる?

ご自宅が3階建てでない方も
ぜひ家事動線と生活動線を考えるヒントにしてみて下さいね
3階建ての我が家が「家事動線」と「生活動線」を考えた理由
3階建ての家に住んでいると、ちょっとした用事でも階段の上り下りが発生します。
階段の上り下りの一回一回は小さな移動ですが、毎日のことになると大きな負担になります。
その結果、我が家で間取りや収納を考えるうえで行きついたルールが、こちらです。
- 1階=外に持ち出すもの
- 2階=リビング・キッチンで使うもの
- 3階=家の中で使うもの



外に持ち出すのは、基本1階に置くよ。
衣類や学用品など。



2階は普段使いの最低限のものだけ置いてミニマルに



3階は家の中だけで使うものを置くよ
このルールを意識することで、階段を使う回数(移動時間)をできるだけ減らすことに成功しました。
1階は「家の外に持ち出すもの」
1階には、普段使いの衣類やコート、ランドセル、学校用品などを置いています。
共通しているのは、家の外へ持ち出す可能性が高いものということ。
玄関から外へ出るときに使うものを、玄関に近い1階に集めています。



外に持ち出すものは、玄関近くに置くんだね
2階は「リビング・キッチンで使うもの」
2階には、リビングやキッチンがあります。
そのため、2階にはキッチン関連のものや日常使いのおもちゃ・書類など、キッチン・リビングで使うもののみを置くようにしました。



来客がある2階は、なるべくモノを増やさずスッキリと。



普段使い以外は、なるべく1階か3階かに収納
3階は「家の中で使うもの」
3階には、基本的に家の中で使うものを収納しています。
寝室や仕事スペース、趣味部屋などは、基本的に3階です。
我が家のファミリークローゼットは「玄関と洗濯機の近く」
我が家のファミリークローゼットは、玄関・洗面所・お風呂・玄関と同じ1階に作りました。
これが、家事動線と生活動線の両方をラクにするポイントになりました。



ファミリークローゼットといっても、衣類収納ケースと学用品を一部屋にまとめただけなのですが、これが結構役立っています。
洗濯機から近いことで、洗濯物を収納するまでの「家事動線」が短くなります。
そして玄関から近いことで、衣類や学校用品を外へ持ち出す「生活動線」も短くなります。



ええっ?「家事動線」と「生活動線」?
詳しく見てみたいな。
【家事動線】洗濯→収納→アイロンがけまで1階で完結



まずは「家事動線」からご紹介
我が家の洗濯動線で意識したのは、「洗濯物をできるだけ遠くへ運ばないこと」です。
3階建てなので、以前から「洗濯物を3階まで持っていくのは大変だな」と感じていました。
そこで、ドラム式洗濯機がある1階の小部屋を「ファミリークローゼット」にすることに。
洗う→乾燥→取り出す→たたむ→収納→アイロンがけ
という洗濯に関する作業を、できるだけ1階で完結できるようにしています。


① ドラム式洗濯機を採用して「干す」手間を減らす
まず、洗濯の時短に大きく役立っているのがドラム式洗濯乾燥機です。
洗濯物を洗ったあと、すべてをベランダに運んで干すのではなく、乾燥まで洗濯機に任せます。
もちろん、シーツなど乾燥機に入れないものは2階のバルコニーへ干しますが、普段の衣類やタオル類は乾燥までおまかせ。
「洗濯物を干す」という作業そのものを減らせたことが、我が家の家事時短につながっています。



洗濯物を干す作業って、毎日のことだから、なくなるだけでもかなりラクだね。



ドラム型洗濯機を導入するだけで負担がかなり変わったよ。


② 洗濯物を取り出す|タオルだけはその場で収納も可
乾燥が終わったら、洗濯物を取り出します。



タオルだけは、洗面所とファミリークローゼット、どちらでたたんでもOK!
③ 衣類はファミリークローゼットへ運ぶ
タオルを収納したら、残った衣類をファミリークローゼットへ運びます。
といっても、我が家は洗濯機とファミリークローゼットが近いので、移動はわずか。
そして、衣類をたたむために、衣類収納ケースの前に洗濯物を置きます。



洗濯機から洗面所までが近いので、移動もラクラクです
④ 正座したまま「たたむ→収納」を繰り返す
私は衣類収納ケースの前に正座して、洗濯物をたたんでいきます。
収納ケースを家族ごとに配置しているので、正座した状態でも家族全員分の衣類収納の引き出しに手が届きます。


そのため、
たたむ
↓
すぐ横の引き出しを開ける
↓
収納する
という動作を、その場からほとんど動かずに繰り返せます。
たたんだ衣類をいったん別の場所に積んで、あとから収納する必要もありません。



たたんだら、即収納!
これができるだけでも、洗濯物が山になっていくストレスがかなり減りました。



家族全員分の衣類を一歩も動かずに収納できるのはいいね
⑤ アイロンがけもファミリークローゼットで
さらに、我が家ではアイロンがけもファミリークローゼットで行っています。
洗濯物を収納する場所とアイロンがけをする場所を同じにすることで、アイロンがけのために別の部屋へ移動する必要がありません。
アイロンがけが終わったら、そのまま衣類を収納できます。
洗濯物を「家の中で運び回らない」のがポイント
我が家の場合、洗濯物をラクにするために特別なことをしているわけではありません。
ポイントは、洗濯物の移動距離をできるだけ短くしていることです。
ドラム式洗濯機で「干す」作業を減らし、洗濯機の近くにファミリークローゼットを作ることで「運ぶ」距離を短くする。
さらに、衣類収納ケースの前でたたみ、正座したまま収納できるようにすることで、「たたむ→収納」の移動もなくしました。
洗濯物を家の中で何度も運び回らない。
これが、3階建ての我が家が考えた洗濯の家事動線です。



洗濯物をたたんで収納する作業場として考えたことで、家事がかなりラクになりました



「洗濯をラクにする=洗濯機を変える」だけじゃないんだね。
1階ファミリークローゼットと3階の各部屋収納を比較
もし普段着を3階の各部屋のクローゼットに収納していたら、我が家の洗濯動線はかなり変わります。
| 1階ファミリークローゼット | 3階の各部屋に収納 | |
|---|---|---|
| 洗濯物の収納 | 1階で完結 | 3階まで運ぶ |
| 洗濯物をたたむ場所 | 収納ケースの前 | 各部屋など |
| 衣類を運ぶ距離 | 短い | 長い |
| 朝の着替え | 1階でできる | 3階へ移動 |
| コートを取る | 玄関の近く | 3階へ戻る |
| 外出時の衣類変更 | すぐ対応できる | 3階へ戻る |
| 家族の衣類管理 | 一か所に集約 | 各部屋に分散 |



洗濯物を3階まで運ぶだけでも、けっこう大変だよね



特に洗濯物を抱えて階段を上るのは、毎日となると避けたい作業でした。



だから「洗濯機の近くに収納」が効いてくるんだね。
特に大きいのが、洗濯物を3階まで運ばなくていいこと。
3階建ての我が家にとっては、この差がかなり大きいと感じています。
【生活動線】玄関近くに衣類があると外出がラク



次は生活動線!
ファミリークローゼットを玄関近くに作ったのは、洗濯物を収納するためだけではありません。
私は、洋服も「外へ持ち出すもの」だと考えています。
朝、着替えて外へ出る。
学校へ行くためにランドセルを持つ。
寒ければコートを着る。
どれも最終的には玄関から外へ出ていきます。
だからこそ、玄関に近い場所に衣類を置くことにしました。
「思ったより寒い!」にもすぐ対応
玄関を出てから、
「思ったより寒い!」
と気づくことはありませんか?
そんなときも、1階のファミリークローゼットならすぐにコートを取りに戻れます。



出かける直前に「やっぱり上着が欲しい!」ってなること、あるよね。
もし衣類が3階にあったら、気温に合わせて3階まで戻らなければなりません。
このような小さな移動を減らせるのも、玄関近くに衣類を収納するメリットだと感じています。
玄関の姿見でコーディネートを確認
我が家では、玄関に姿見もあります。
ファミリークローゼットで服を選んで、玄関の姿見でコーディネートを確認。
そのまま外へ出られます。
「服を選ぶ→姿を確認する→外へ出る」
という流れが自然につながっています。
【子どもの生活動線】学校用品も1階に集約



みなさんは、幼稚園(保育園)や学校関係の学用品、どこに置いてますか?



小学校入学前、どこに学用品を置くかで随分悩んでたよね
我が家のファミリークローゼットには、普段使いの衣類だけでなく、子どものランドセルや学校関係用品も収納することにしました。
3階建ては、階段の上り下りがかなりのタイムロスに。3階建てだからこそ、移動時間もシビアに考えるようになりました。
帰宅後の流れが1階でつながる
玄関も洗面所も1階なので、帰宅後の動作を1階でまとめやすくしています。


勉強するときだけ、必要な勉強道具を2階のリビングへ持って上がります。



ランドセルが重いから、1階だと助かる!



子どもの「帰宅→手洗い→ランドセル→明日の準備」まで、ほとんど1階で完結できていいよね



宿題プリントだけなら、簡単に2階リビングに持って上がれるよ



我が家は、リビング学習です
忘れ物をしても取りに戻りやすい
子どもが学校へ行く直前に、



体操着、忘れた!
となることもありますよね。
もし体操服が3階に収納されていたら、
1階→3階→1階
と階段を往復することになります。
急いでいる朝なら、なおさら大変です。
でも学校用品が1階にあれば、すぐに取りに行けます。



忘れ物って、急いでいるときに限って起きるんだよね……。



3階まで猛ダッシュしなくてOK


「外に持ち出すものを1階に置く」
という我が家の収納ルールは、子どもの生活動線にも役立っています。
学用品が1階と3階では、こんなに動線が変わる
子どもの学校用品は、通常2階や3階に置く場合も多いかもしれません。
けれども、移動時間のことを考えると、1階のファミリークローゼット内に学用品もおいてしまう方が、3階建てで縦の移動が多い我が家の場合はスムーズでした。


| 場面 | 学用品が1階 | 学用品が3階 |
|---|---|---|
| 帰宅 | 1階で完結 | 1階から3階へ移動 |
| ランドセルをしまう | すぐ収納 | 3階へ移動 |
| 明日の準備 | 1階でできる | 3階で準備 |
| 体操服を忘れた | すぐ取りに戻れる | 3階まで取りに行く |
| 忘れ物への対応 | 移動が少ない | 階段を往復 |
| 外出まで | スムーズ | 移動が増える |
3階建ての場合、こうした「ちょっとした往復」が意外と多くなります。
だから我が家では、外へ持ち出すものは、玄関に近い1階に置くことにしました。
ファミリークローゼットは「来客時にも便利」
ファミリークローゼットには、もうひとつ意外なメリットがあります。
それが、来客時に生活感を隠せることです。
扉を閉めれば衣類や洗濯物を隠せる
普段は衣類や洗濯物が入っていても、来客時には扉を閉めてしまえば見えません。
「急に人が来た!」
というときにも、ファミリークローゼットを閉めてしまえばOK。
衣類を各部屋に運んで片づける必要がありません。



それは便利!来客前に洗濯物を急いで別の部屋へ移動しなくてもいいんだ。



普段は多少散らかっていても、扉を閉めれば見えないのは助かります。
開けっ放しでも洗濯物が見えにくい
さらに我が家では、収納家具の配置も工夫しています。
扉を開けっ放しにしていても、外から見たときに洗濯物の山がパッと見えにくい構造にしています。
毎日使う場所だからこそ、完全に隠すことよりも、「多少散らかっていても気になりにくい」ことを意識しました。



多少散らかっていても、ごまかしが効くと助かるのです
我が家のファミリークローゼットに収納しているもの
我が家のファミリークローゼットは、家族みんなが使う場所です。
家族みんなが日常的に外に持ち出すものを中心に、この一部屋にまとめています。
- 普段使いの衣類
- コートなどの外出用衣類
- ランドセル
- 学用品
- 学校関係用品
一方で、すべての衣類をここに集約しているわけではありません。
季節外の服や冠婚葬祭用の服は別の場所へ
ファミリークローゼットだけではスペースが足りないため、
- 季節外の服
- 冠婚葬祭用の服
- 使用頻度の低い衣類
などは別の部屋に収納しています。
本当はスペースが許せば、すべての衣類をファミリークローゼットに集約できれば、もっと便利だったかもしれません。



スペースの関係上、季節外の衣類などは1階に置くことはできませんでした。



でも、「毎日使うもの」を集めるだけでも、かなり便利になるね。
3階建ての洗濯動線は「1階で洗う→2階で干す→3階で使う」
我が家の洗濯動線で忘れてはいけないものが、もうひとつ。
たとえば、シーツなどを干すときは、2階のバルコニーまで上がります。


シーツは3階の寝室で使用するので、1階→2階→3階と移動していき、一切無駄な動きがありません。
1階をファミリークローゼットにしたデメリット
ここまで1階のファミリークローゼットについて便利な点を紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
一部屋をまるごと収納に使う
一番大きなデメリットは、1階の一部屋を全部ファミリークローゼットとして使っていることです。



これが一番のデメリット。
でも、毎日の家事や生活動線を考えると、1階の洗面所に一番近い部屋=ファミリークローゼットが便利でした。



3階建てなら、なおさらだね
子ども部屋が必要になったら見直す可能性も
現在はファミリークローゼットとして便利に使っていますが、子どもが成長して「自分の部屋が欲しい」と言い出したら、部屋数が足りなくなる可能性があります。
そのときは、ファミリークローゼットを縮小したり、別の収納方法に変えたりする必要があるかもしれません。



子供が自分の部屋を欲しがるまでは、なるべく1階のファミリークローゼットを維持したいと思っています。



もしこれから新居を探す人は、ファミリークローゼットをつくれる部屋がある物件、もしくは広い洗面所がある物件を選ぶと便利かもね
3階建ての我が家が考えた「家事動線」と「生活動線」
ここまでの内容をまとめると、我が家の動線はこのようになっています。


| 家事動線 | 生活動線 | |
|---|---|---|
| 起点 | ドラム式洗濯機 | 玄関・帰宅 |
| 主な場所 | 1階ファミリークローゼット | 1階ファミリークローゼット |
| 動作 | 洗濯→乾燥→たたむ→収納 | 帰宅→手洗い→学校用品→外出 |
| 時短ポイント | 洗濯物を3階へ運ばない | 外出用品を3階まで取りに行かない |
| 減らせる動き | 洗濯物を持った階段移動 | 忘れ物・着替えなどの階段移動 |



ファミリークローゼットって、「洗濯物をしまう場所」だと思っていたけど、生活動線にも関係しているんだね。
ファミリークローゼットが、家事動線と生活動線の両方の中心になっています。
家事動線&生活動線をラクにするために、まずやってみること
我が家で実際にやってみて、時短につながった工夫をチェックリストにまとめました。
- ドラム式洗濯乾燥機を導入する(オススメ!)
- 玄関や洗面所からなるべく近い部屋を、ファミリークローゼットにする(オススメ!)
- 学用品など、外に持ち出すものをファミリークローゼットに置く
- 家族全員分の普段使いの衣類をファミリークローゼットにまとめる
- 来客時に洗濯物や衣類が見えにくくなるよう、収納の配置を工夫する



「どこに収納するか」だけじゃなくて、「どこからどこへ動くのか」を考えるのがポイントなんだね。



毎日の小さな移動を減らせると、暮らしがラクになります


まとめ|3階建ての時短は「家事動線」と「生活動線」の両方から考える
3階建ての家に住んでいると、階段の上り下りは避けられません。
だからこそ我が家では、間取りを考えるときに「家事動線」と「生活動線」の両方を意識しました。
家事の時短というと、便利な家電や収納グッズを取り入れることを考えがち。
でも我が家では、「どこに何を置けば、家族が動かなくて済むのか」を考えるだけでも、大きな時短になりました。
ファミリークローゼットを設置するなど、この記事が動線を考えるヒントになれば嬉しいです。



3階建て以外の人も、ぜひ参考にしてみてね



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