車の水没や事故など、万が一のときに備えておきたい緊急脱出ハンマー。
今回は、ハンマータイプ(金づちタイプ)とポンチタイプの2種類を実際に購入して比較しました。
使い方が直感的にわかりやすいハンマータイプと、コンパクトで置き場所に困らないポンチタイプ。それぞれにメリット・デメリットがあります。

我が家は2種類購入しました。
2種類を実際に手に取ってみた感想と、
車に備えるならどちらがおすすめかもご紹介しますね。
- ハンマータイプとポンチタイプの違い
- 実際に購入して感じた使いやすさ
- 1本だけ備える場合と複数備える場合の選び方
- 緊急脱出ハンマーの保管場所や注意点
緊急脱出ハンマーを2種類購入して比較
今回購入したハンマータイプ(金槌タイプ)と、ポンチタイプ
今回購入したのは、ハンマータイプとポンチタイプの緊急脱出ハンマーです。


ハンマータイプは、先端で窓ガラスを叩いて割るタイプ。
一方、ポンチタイプは、先端をガラスに押し当てて作動させるタイプです。
私がハンマータイプで購入したものはシルバー色。車内に置いても、そこまでインテリアの雰囲気を損なわないところも気に入っています。
一方で、ポンチタイプは小さすぎて、どこにあるのか見失いそうだったので、すぐに分かりやすいよう目立つ赤色を選択しました。
ハンマータイプとポンチタイプの違い



ハンマータイプと、ポンチタイプの違いをまとめました。
| 比較項目 | ハンマータイプ | ポンチタイプ |
|---|---|---|
| 使い方 | 先端で叩く | 先端を押し当てる |
| 操作のわかりやすさ | 直感的に理解しやすい | 事前に使い方の確認が必要 |
| サイズ | やや大きめ。重め。 | 手のひらサイズでコンパクト。 軽い。 |
| 収納場所 | 置き場所を確保したい | 座席の近くにも置きやすい |
| 狭い場所での操作 | 振るスペースが必要 | 省スペースで使いやすい |
それぞれに長所と短所があります。実際に購入して感じた違いを詳しく紹介します。
ハンマータイプは直感的に使いやすい



まずは、我が家で購入した
ハンマータイプの感想をお伝えしますね。
ハンマータイプは、届いてすぐに使い方がわかった
ハンマータイプを手に取って感じたのは、使い方をイメージしやすいことです。
どこを持って、どこで叩くのかが見た目からわかりやすく、特に迷いませんでした。



ハンマータイプは、見た瞬間、1秒で使い方が分かるよ
一方、ポンチタイプは、届いてから「これ、どうやって使うんだろう?」と、いろいろな角度から眺めてしまいました。
使い方を理解するまでに、1分ほどかかったと思います。



ポンチタイプは、「これ、どう使うのかな?」って
考える時間があったよ



うん、確かにパッと見て、
すぐに使えそうなのは、ハンマータイプの方かも。
皆さんは、とっさの時に、どちらを手に取りそうですか?


事前に使い方を確認しておけば、ポンチタイプでも迷わずに使うことはできるでしょう。
ただし、緊急時にはパニックになり、落ち着いて説明書を読む余裕がないかもしれません。
何も考えずに使い方をイメージしやすいことは、ハンマータイプの大きなメリットだと感じました。
先端がとがっていて、ガラスを割りやすい



普通の金づちとどう違うの?
脱出ハンマーの先端はとがっているので、緊急時に慌てている時にもガラスが割りやすくなっています。


滑りにくくなっている
水で手が濡れていても滑りにくいように、グリップ部分に工夫がされているものもあります。



持ち手部分にドット模様があって、滑りにくくなっています。



あと、握ったときに指の触れる部分が凹凸になっているね


持ち替えなしで、シートベルトカッターを使える


シートベルトカッターは、安全設計で指が入らない作りになっています。
1分1秒を争う場面では、刃の部分のカバーを取り外す手間がない、こうした設計が役立つ可能性も。



手の持ち替えなしで、シートベルトカッター&窓ガラス割りを
スムーズに行えるようになっています。
緊急時は、迷わず使えることが大切
緊急脱出ハンマーが必要になるのは、例えば、車が水没してドアが開かなくなったときや、事故で車内に閉じ込められたときなどです。
暑い日に子どもが車内に閉じ込められるなど、外から窓を割って救助する必要が生じる場面も考えられます。



慌てていても、すぐに使えるといいね!
ポンチタイプはコンパクトで置き場所に困らない



次は、我が家で購入してみた、ポンチタイプの感想をご紹介しますね。
最初は使い方に少し迷った
ポンチタイプは、届いたときに使い方を確認する必要がありました。



あれ?ポンチタイプの先端をどう使うの?



ガラスの四隅に押し当てて使うんだよ





シートベルトカッターって、どこにあるの?



カバーをスライドさせると
刃の部分が出てきますよ


初めて手に取ったときには、すぐに操作を理解できませんでした。
緊急時に初めて触るのではなく、購入した段階で操作方法を確認しておくことが大切です。
手のひらサイズで、座席の近くに置きやすい
ポンチタイプの大きなメリットは、コンパクトで軽いことです。



わずか40g!軽いね。
手のひらサイズの商品なら、車内でも置き場所に困りにくく、座席の近くなど手の届きやすい場所に設置しやすいと思います。
緊急脱出ハンマーは、持っているだけでは十分ではありません。いざというときに手が届かなければ、使えないからです。



手の届く場所に置けることも、大切なポイントですね。


手のひらサイズでコンパクト。ドアポケットなどにも収納できます。
省スペースで操作できる
ポンチタイプは、ハンマータイプのように振りかぶる必要がありません。
そのため、狭い場所でも操作しやすいというメリットがあります。
商品にもよりますが、多くの商品は、先端を押し当てることで窓ガラスを破砕する仕組みになっています。
※作動方法や必要な力は商品によって異なります。説明書を確認しておきましょう。
練習用ガラスが付属する商品もある
商品によっては、練習用のガラスが付属している場合もあります。



本当にポンチタイプでガラスをちゃんと割れるのか、
練習できるのはいいね。



練習用ガラスで練習する場合は、
透明のビニール袋に入れて割ると、
後片付けも楽で済みますよ。
緊急脱出ハンマーはどっちがおすすめ?



ところで、脱出ハンマーは、金槌タイプとポンチタイプ、
どっちがおすすめ?



ご家庭の状況にもよりますが、
両方とも購入した私の結論としては、
基本的に「ハンマータイプ(金槌タイプ)」を
優先して購入するのをおすすめします。
1本だけ備えるならハンマータイプ
私が1本だけ選ぶとしたら、ハンマータイプにします。
理由は、直感的に使い方をイメージしやすかったからです。
緊急時には、落ち着いて説明書を読む余裕がないかもしれません。(たぶん、そんな時間はないです)
使い方がわかりやすく、いざというときに迷いにくそうなことを重視するなら、ハンマータイプは有力な選択肢だと思います。



ポンチタイプは、パッと見て、何の道具かわかりにくいかも。
家族みんなで事前に情報を共有しておこう。



解説なしに、家族みんながすぐに使えるのが理想です。
重くて置き場所がないなら、ポンチタイプでも常備する



でも、ポンチタイプがオススメの家庭もあります。
たとえば、以下のようなご家庭です。
- ポンチタイプのような小型でないと座席のそばに設置できない
- 重いものは避けたい
- 場所をとるものは避けたい
- お子様がハンマーを振り回してしまいそう
- 安価に脱出グッズを揃えたい
- サブの脱出グッズとして常備しておきたい
ハンマータイプは、商品によっては大きさや重さが気になることもあります。
車内に置き場所を確保できない、座席の近くに固定しにくいといった場合には、コンパクトなポンチタイプを検討してみましょう。
大切なのは、使いやすいものを、いざというときに手が届く場所に備えておくことです。
いつ、どこで何が起こるかわかりません。
緊急脱出ハンマーをそばに用意していなければ、必要なときに使うこともできません。自分の車に合ったものを選び、常備しておきたいですね。



うわ~、脱出ハンマーどこ~



普段からわかりやすいところに、
手の届くところに置いておきましょう。
※小さなお子さんがいらっしゃるときは、手の届かない場所であることの方が優先される場合もあります。
複数備えるなら、ハンマータイプとポンチタイプを混ぜ合わせて



いくつか複数個でそろえるなら、どうすればいいかな?



我が家では、別タイプのものを
2種類準備しました。


「運転席側と助手席側」、「前の座席と後部座席」といった具合に、複数個を準備する予定なのであれば、ハンマータイプとポンチタイプを1本ずつ備える方法もおすすめです。



どうして2種類なの?



それぞれの長所と短所を補えるからです。
- ハンマータイプ:直感的な使いやすさを重視
- ポンチタイプ:コンパクトさや省スペース、お手頃価格を重視
2種類以上の脱出ハンマーを準備しておくことで、それぞれの長所を活かしながら、車内の複数の場所に備えられます。



もしポンチタイプで割れないガラスだったら、すぐにハンマータイプに持ち替えもできるし、
ハンマータイプで振りかざせないなら、軽い力で使えるポンチタイプが役立つことも。



ハンマータイプをすぐに取り出せない状況のときは、
座席のすぐそばのポンチタイプが使えたり。



どんな状況で使うか分からないからこそ、
2種類以上あると、脱出成功率が上がりやすくなることも。
よく同タイプのものを2個セットで売られていたりしますが、実際に使ってみなければ本当に使えるか分からないのが「脱出ハンマー」。
別タイプのものがあると、1個ダメだったときにも、もう1種類で脱出できます。



2種類別々に揃えるって、おもしろい発想かも。



ご家庭の状況に合わせて、
どうするのがいいか考えてみて下さいね。
ポンチタイプは安価に手に入りやすい
あと、ポンチタイプの大きなメリットとして、価格がハンマータイプに比べて、やや安価で済むということです。
あまり費用をかけたくはないけれど、防災用品は用意しておきたいという場合、ポンチタイプは価格が半額ほどで手に入る場合も。



同じ予算内で、ハンマータイプ1本=ポンチタイプ×2個だったりするね。



複数人で脱出が必要な場面では、
緊急出口を複数作れた方がいい場合も。



ポンチタイプなら、同じ予算で脱出グッズの個数を増やすこともできるんだね。
同一商品を複数だと、ハンマータイプでも安く手に入る場合も
ちなみに、同種類のものだと、2個セットなどで単品購入より安く販売されていることも。
ハンマータイプの2本セット、ポンチタイプの2個セットなど、いろいろ販売されています。



複数個そろえておくのもいいね。



緊急時はパニックになりそうなので、
直感的に使えるハンマータイプだけは、最低1本は入れておくようにしています。
緊急脱出ハンマーを購入する前に確認したいこと
シートベルトカッターの位置を確認する
緊急脱出ハンマーには、シートベルトカッターが付属している商品も多いです。(購入時に確認してみて下さい)
事故などでシートベルトが外せなくなった場合に備え、カッターの位置や使い方も確認しておきましょう。



シートベルトカッターもあると安心だね。
ハンマータイプはカッターの位置が見つけやすい商品もありますが、ポンチタイプはカバーの内側などに配置されている場合があります。
購入したら、カッターがどこにあるのか、どう使うのかを確認しておくと安心です。
フロントガラスは基本的に割れにくくなっている
緊急脱出ハンマーを選ぶ際は、自動車用として設計された商品を選びましょう。
また、重要なのが、緊急脱出ハンマーでは割れない窓ガラスがあるという点です。



フロントガラスは、安全設計上、割れない場合がほとんどです



脱出するときは、サイドのガラス(ドアのガラス)を割るようにしよう
一般的に、フロントガラスには合わせガラスが使われています。合わせガラスは、ガラスの間に樹脂の中間膜があるため、緊急脱出ハンマーでは脱出できるように破砕することができません。
一方、ドアガラスや後部のガラスには、破砕できる強化ガラスが使われていることが多いです。
※車種によっては、ドアガラスや後部のガラスにも合わせガラスが使われています。自分の車のどの窓が破砕できるのか、取扱説明書や販売店などで確認しておきましょう。
車内のどこに置くか
緊急脱出ハンマーは、車内のどこに置くかも重要です。
運転席や助手席の近くなど、座った状態でも手が届く場所に、安全に固定しておくことをおすすめします。
- 運転手席から、すぐ手の届くところにある?
- (可能であれば)助手席の人も使える?
- (可能であれば)後部座席の人も使える?
- ちいさな子供が触って、いたずらしない?(特にハンマータイプは振り回すと危険)
- トランクの後ろにしまい込んでいない?
- 衝突時にハンマーが飛び出してケガをしない?(固定されている?)



うしろのトランクにしまっていたら、
スグに使えないね。
軍手も一緒に保管しておくと便利
緊急脱出ハンマーと一緒に、軍手を保管しておくのもおすすめです。
窓ガラスを破砕した場合、破片で手を傷つけるおそれがあります。
軍手があれば、手を保護するための備えのひとつになります。



軍手も一緒に準備しておくといいね。


小さな子どもがいる家庭は保管場所に注意
小さな子どもがいる家庭では、子どもが遊び道具として触らないように工夫する必要があります。
子どもの手が届きにくく、親はすぐに取り出せる場所を選びましょう。
緊急時の取り出しやすさと、普段の安全性の両方を考えて保管することが大切です。
緊急脱出ハンマーは使い方と設置場所も確認しておこう
緊急脱出ハンマーは、購入しただけで安心するのではなく、使い方や設置場所を事前に確認しておきましょう。
- 緊急脱出ハンマーはどこ?(家族で共有)
- すぐに使える?
- シートベルトカッターはどの部分?
- どの窓ガラスを割ればいいの?
緊急脱出ハンマーはどんな場面で役立つ?
緊急脱出ハンマーは、たとえば、次のような場面で役立つ可能性があります。
- 交通事故:衝突でドアが変形し、開かなくなったとき
- 車の浸水・水没:車内に水が入り、ドアが開かなくなったとき
- 豪雨・洪水:道路の冠水などで車内に閉じ込められたとき
- 車内での急病・熱中症:体調が急変し、車外へ出る必要があるとき
- 車両火災:火災などで、通常の出口から避難できないとき


※画像はイメージです。



とくに、台風・豪雨の前などに、きちんと準備をしておくといいね。
まとめ|緊急脱出ハンマーは使いやすさと置き場所で選ぼう
今回は、ハンマータイプとポンチタイプの緊急脱出ハンマーを実際に購入して比較しました。
いつ何が起こるかわからないからこそ、「使い方がわかるか」「すぐに使える状態になっているか」「ちいさな子どもの手の届かない場所にあるか」を普段から確認しておく必要があります。
緊急脱出ハンマーと一緒に軍手も備え、家族全員で使い方や保管場所を確認しておきましょう。
使う機会がないに越したことはありませんが、万が一のときに家族の命を守るための備えとして、車に常備しておきたい防災用品のひとつです。



備えが肝心!
脱出ハンマー、今すぐ準備しよう。




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